わざわざモニタ部分をみなくても,気持ちが伝わってくる。言葉を読解しなくても想いが伝わってくる。そんな,あしたのために。
アップル社による特許は,今後の新しい製品の特徴を示しているかもしれない。その特許とは,製品の外観を光による装飾でダイナミックに変化させるというもの。その光によって,ユーザーに対してなんらかのアクションを伝達する。
そんなん特許とるなという意見はまぁ置いといて。トランスルーセントiMacでひとつのトピックをつくりあげたアップルの次の動きとして,トランスルーセントの筐体に内側から光を発し,それによって効率的なユーザーとのフィードバックを行う,ということか?(かなり不明瞭な特許なので詳細までつかめない) もちろん,パソコンの本体全体を光らせることもあるだろうし,一部分が光ることも含まれる。
白いiBookを持っているユーザーなら,ACアダプタ差し込み口がオレンジ色から緑に変光するのを知っているだろう(オレンジが充電中,緑が充電済み)。それを,より活発に使う機器を意味するのかもしれない。たとえばモニタを常設しないサーバーで,さまざまな異常を本体や外部発光装置にさまざまな色を発光させることで示したり,iPodなどの小型デバイスで現在の状況を簡単に理解する手段としても使われるかもしれない。機械が生きている証である光を,機械の言語として使用する,というのは真っ当な流れである。国という単位でしか通用しない言語は,すでにコミュニケーションの限界に達してしまった。なんらかの代替手段が必要で,そこに,光による,なにか,がある。手振り,まなざし,に変わる,光,が,あしたを照らす。
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